セラピーの基礎知識

セラピーとは ~ストレス社会におけるセラピーの必要性

セラピーとは

セラピー(therapy)とは、薬や外科手術を用いない治療・療法です。
病気や症状に対し薬や手術を用いる「医療」とは異なり、セラピーでは何らかの技術で心や体に働きかけ、人が生まれながらにもつ自然治癒力を促進させて心身の状態を好転させるのが目的です。

心理療法(psychotherapy:サイコセラピー)
理学療法(physiotherapy:フィジオセラピー)
指圧療法(finger-pressure therapy)

などのように使われます。

主なセラピーの種類

日本にはたくさんのセラピーがあります。

・植物の成分を利用するアロマセラピー(芳香療法)
・色彩心理学を利用するカラーセラピー(色彩療法)
・芸術を通してカウンセリングを行うアートセラピー(芸術療法)
・動物とともに治療を行うアニマルセラピー(動物療法)
・足の裏を中心にマッサージを行うリフレクソロジー

など、セラピーでは薬を用いず、いろいろな技術や道具の力を借りて心身のケアにあたります。

また、それぞれのセラピーは、理論やツールのちがいにより、もっと細かく枝分かれしています。例えば、カラーセラピーの中にも「オーラソーマ」や「オーラライト」などのカラーボトルを用いたセラピーや、ぬりえや色えんぴつ、カラーカードなどを用いたセラピーなど、色を使ったセラピー全般が含まれており、多種多様なセラピーが発展しています。

ストレス社会におけるセラピーの必要性

近頃、ストレスに悩む人や、鬱に苦しむ人、ちょっとした慢性的な身体症状を訴え続ける人が急激に増えています。

その原因は、社会環境や人間関係、食物の変化など、特定するのは難しいですが、「病院に行くほどではないんだけど、なんかしんどい・・・」という症状が多いです。

病気になり本当にしんどいときには医療が必要です。しかし、病気未満の状態のとき、悪化するのを予防したり、ストレスをため過ぎないようにメンタルケアをしていくことはとても大切です。

セラピーは生活の中に取り入れられるものが多いので、自分に合ったセラピーを選び、普段から心身のケアをしていくように心がけましょう。そして近い将来、ちょっとしんどくなったときに、気軽にセラピストのもとを訪れられるような社会になるといいですね。