セラピーの基礎知識

セラピストの資格:簡単な資格には要注意!

簡単さをアピールする学校には注意

先日、あるリフレクソロジーの学校から電話がありました。かなり前に資料請求した学校です。何でも、優待生キャンペーン中で志が高い人(?)に向けて連絡しているそうです。

「講座はたったの半年です」
「テストもなく、レポートを出すだけで簡単に資格が取れますよ」

甘い勧誘の言葉をたくさん頂きましたが、私は簡単に取れる資格にはほとんど意味がないと思っています。

簡単に取れる=誰でも取れる

資格はその人の知識と技術を証明するものです。「私は○○ができます!」と本人がいくらアピールしても何の信頼性もないので、その人のスキルを客観的に証明してくれるものが資格です。

難しい国家資格の場合、世間がその資格を取得することの難しさを知っているから、持っている価値があるのです。資格を取得したことにより、一定水準以上の知識と技術を持っていることが証明されているのです。

しかし、簡単に誰でも取れる資格は何を証明してくれますか?
「お金と時間をかけて学校に通いレポートを提出した」という事実を証明しているだけです。

資格取得の意味を考える

セラピーの資格の多くは、学校に通えば簡単に取得できます。しかし、簡単に取れる資格は仕事には使えません。

しかし、そんな資格も全く意味がないかといえばそうではなく、資格を取得することにより次のステップの講座に進めたり、学校のセラピーツールを使ってセラピーをできる許可が下りたり、セラピスト養成講座を開く権利をもらえたりします。

つまり、資格を取ること自体を目的にしてはいけません。その資格を取得することにより、どんな道が開けるのかを考えましょう。